※編集して再投稿いたします。
NHKの深夜に再放送されます。
8月3日(土)の深夜から、数日間に渡って全10話。
https://www.nhk.or.jp/drama10/
女性であること、命のこと、変わりつつある社会のこと
いろいろなことを考えずにはいられない作品です。
意外と知らない日本の死因第一位って?ご存知ですか。
90年代の日本の死因第一位は、人工妊娠中絶だったということ。
元看護師で元風俗嬢の異色漫画家、沖田×華(おきたばっか)さんが書かれた『透明なゆりかご』は衝撃的な現実を淡々と語られています。
透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記の内 容
看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。
画:透明なゆりかご 1より
とてもおとなしそうな女の子が中絶しにきていたり、高校生の女の子が自宅で産んでしまった子を産婦人科医院の前に捨てて行ったりと・・・そんな事があるのかと現実を見せられた気持ちでした。
子を宿した女性が悩み苦しむ描写が生々しく書かれています。
しかも淡々とした描写で・・・
この世に生を受け喜びの初めの一歩の部屋と
図らずとも生と「さよなら」しなければいけない部屋…抹殺される部屋が同じなんて考えたこともなかった。
昨今、社会的に「性への解放」が加速してるように思います。
先日も悲しい事件がニュースで流れていました。
産着もつけられず路上に置き去りにされた新生児。
沖田さんは、どこかで女性の持つ母性を信じている。
不倫の子を産み、授乳中に窒息死させてしまった女性にも、子どもを捨てた女子高生にさえも、彼女たちの行動がすべて「極限状態の中で自分の子供を想って取ったもの」であってほしいと願う。「見えない愛情」は、どんな母親にもあるのではないかという沖田さん(『透明なゆりかご』1巻より
画:透明なゆりかご より
遠い記憶から
私は、かなり…かなり長い間の不妊期間がありました。
「私は、もう母親になることは出来ないのだろうか?」と
夜空を見上げて涙をこらえたあの日。
それは、今となっては遠い記憶になりましたけれど。
親は、子供の成長が何よりの宝物。
望んで望んでできた子供なのに、次第に要求が一つ二つと毎日増えていき
お母さんは、つい叱ってしまうのです。
そして、怒った後にくる自己嫌悪。
この本を読んでいたら、「あのころは、生まれてくれただけでも嬉しかったよなあ」と
思いだすのです。
NHK 透明なゆりかご/再放送
透明なゆりかご」全10話を一挙再放送!
8月3日(土)の深夜から、数日間に渡って全10話、再放送されます。
録画されるのであれば「探して予約」設定がおすすめです。
「透明なゆりかご」で、主人公のアオイ役を演じた清原果耶さんのメッセージです。
【清原果耶さんからメッセージ】
この度「透明なゆりかご」の全話を
再放送して頂けることになりました…!
先ずはこの作品に想いを寄せ、応援して下さった方々に感謝を込めて。
本当にありがとうございます。
主人公のアオイちゃんが
命という
言葉では温め切れない存在に
そっと触れて、それが確かなものなのだと教わっていくこの物語に
撮影当時、私自身も感銘を受けました。
原作の沖田×華さんを始め、
脚本の安達さん、監督、この作品に携わって下さった全てのスタッフ・キャストの皆さんの支えや彩り無くしてこの作品は生まれませんでした。
私はこの作品の1ピースとして存在させて頂けて心から幸せものだな、と思います。
再放送。どうか、どうか
何処かの誰かに寄り添って健気に生きていって欲しいと願うばかりです。
宜しくお願いします。
清原果耶
商品の紹介
全巻はこちらより購入できます。
◼️ 夏休みが終わったあと、産婦人科に駆け込む若い性への教科書になるのではないでしょうか。
あとがき
大きな試練を手に握りしめて、天から降りてきた小さな生命。
生まれてくるのが、当たり前ではない。
それを教えてくれる物語です。
母親の役割は、天から降りてきた小さな生命を
それは、命に代えても守る使命であると 私は思うのであります。。
与えられた生命を育てていく権限を与えられたこと…
ではないかと思っています。
そして、その事を伝えいくのが
親になれたご褒美だと私は思っています。
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