「佐渡裕の音楽夢大陸」公演:子供のための音楽活動

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佐渡裕氏は、音楽を通じて子供を育てる活動をされています。

目次

佐渡裕の音楽夢大陸/子供のための音楽活動

ヤング・ピープルズ・コンサート

その一つは、「ヤング・ピープルズ・コンサート」。
佐渡裕が日本のこどものために始めたコンサートです。

もともとは佐渡の師匠、レナード・バーンスタインが15年間もアメリカで行ってきた伝説のコンサートで、彼の没後、佐渡がこれを日本語にリメイクしました。コンサートは、佐渡のやさしい語りではじまり、オーケストラや、客席のこどもたちと音楽のキャッチボールをしながら賑やかに進んでいくのが特徴。

ゲストに、13歳のピアニスト辻井伸行くんを迎えたり、ジャズ・トランペッターの原朋直氏を迎えるなど、音楽の楽しさを多方面からこどもたちに伝えています。

「音」の楽しさを、本気でこどもたちに伝えたくてスタートした、僕のライフワークです。  「佐渡裕の音楽夢大陸」より

スーパーキッズ・オーケストラ

スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)は、兵庫県立芸術文化センターのソフト先行事業として2003年より始まった、音楽が大好きな小学生から高校生までの弦楽器によるオーケストラです。芸術監督を佐渡裕さんが務めています

全国からトップクラスの演奏技術を持つ、小学生から高校生までのジュニア演奏家をオーディションし、厳しい選考を通過した未来の演奏家たちは、合同練習や夏合宿そして本番公演を通じて、かけがえのない音楽体験をしていきます。

スーパーキッズ・オーケストラのインタビューで私がとても共感した言葉があります。

僕はスーパーキッズのメンバーにいろんな与えたいものがある。一つはオーディション,チャンスを自分で掴むこと。

「落ちる」という事もすごく意味があることと僕は思っている。

人生に自動扉はないし,自分でその扉をあけなきゃいけない。
日本では,できることなら自分の息子,娘には「落ちる」という経験はさせたくないと考える人は多いかもしれない。

でも音楽をやっていく以上誰かと比べられるし,音楽以外の世界でもそうだけど,僕自身は,そういうものに挑戦して,選ばれて,自分の道が開ける,自分の行きたいところが見えてくるということの方が健全な気がする。

僕自身はそういう道を選びたいと思う

決して音楽家になっていく子供を育てたいわけではないけども,何を作りたかったかというと,ここに選ばれて集まってきた子供たちが,一生忘れることがないある種の感覚を経験してほしい

京都芸術大学・特別授業/コンサートマスター 堀江恵太さんとのインタビューより

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