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ほんの1ヶ月前に植えたジャガイモとえんどうの苗が
こんなに大きくなっています。
自然と共に生きる田舎暮らし
BGMは小鳥のさえずり。
車の音などなーんにもない田舎は良いです。
週末には、田植えが始まります。
自然の中で暮らす憧れ
自然の中で暮らす「田舎暮らし」が、団塊世代のセカンドライフのみならず、若い世代にもこれからの生き方として注目されて久しくなります。
どんな時に田舎暮らしを思い描きますか?
街のショーウィンドウやスマホの青い光を見ながら「今のトレンドはこれかあ」と今を知るより、空の色や木々から漂う季節の風の匂いをす~と吸い込む。
そして、季節の移ろいを感じたい。
そんなときでしょうか?
一人暮らしを満喫していても、仕事でかえりが遅くなり夜のスーパーで見切りの総菜を買ったり、なんとなく疲れて見える野菜を選ぶのではなくて、まだ土がついている新鮮な野菜をまるごと食べたい。
「田舎暮らしをしたい」と思うきっかけは、そんな積み重ねなんでしょうね。
しかし「何でもお金を払えば手に入る!という生活 なんてもういいよ。」と息勇んで引っ越しする前に、田舎ならではの慣習やしきたりを調べてから 引っ越しした方がよいでしょう。
田舎暮らしは地域との交流がミソ
自然と共に生きる暮らしとは、田舎の土地に住むということです。
田舎は物価も安いし、空気が美味しいです。
都会生活しか経験のない方が、良い面だけをみて移住されるとカルチャーショックを受けます。
ある一面から見れば、厳しいものだということを知っておかねばなりません。
実際、「田舎暮らし」という言葉の、良いイメージだけが一人歩きしていて、田舎暮らしがしたいけど、実は肌に合わなかった…と都会生活に戻られる方がいるのも事実です。
○その地域に、もともと住んでおられる方との交流が面倒くさい。
○地域の奉仕作業が嫌だとか。
秘亭の近くの街にも移住された方が、ブログでつぶやいておられます。
大阪で暮らしいた若夫婦が、お子さんの喘息がひどくなって、奥さまのご実家の近くに家を建てられました。
ご主人は、リモートワークでプログラマーとして働くお仕事なので普段は家でしごと。
自宅からインターネットを通じて東京のオフィスの仲間たちと共同で仕事を進める「リモートワーク」という働き方。
メチャカッコいいスタイル。
ところが、地域の草刈りや溝掃除などの町内活動(いわゆる奉仕作業というものです)、消防団活動が嫌だ!という悩みをブログでつぶやいておられました。
今は、もう慣れられたようです。
良かったです。
地域交流など、そのあたりを少し踏ん張ると、新しいワークスタイルでの暮らしを手に入れることができるでしょう。
町内の当然にある奉仕作業と寄付
もう一つ大事なことが抜けていました。
お金です。
住む土地によって御上に支払う住民税や水道代が違うのが、あたりまえのように
町内間でもお金にまつわる「しきたり」が違います。
例えば、冠婚葬祭のお付き合いなどが、都会と田舎では大きく異なるのではないでしょうか?
冠婚葬祭のお付き合い
秘亭の田舎は、冠婚葬祭のしきたりは、比較的柔らかいです。実家の方が細かい出費があったように聞いています。
これは、移住される方には関わりが少ないでしょうけれど、
お嫁にいく方は、知っておいても良いでしょう。
私の地域の場合について。
冠婚については、義務はほとんど無し。
お祭りの乗り子へのお祝いも、いつしかなくなっていたそうです。
その分、大太鼓や小太鼓が町を練り歩くときのご祝儀を 奮発する方に変わったと聞きます。
葬祭は、隣保のお手伝いがあるので 1日半ほど会社のお休みをさせていただきます。会社のお休みが取れない方は、無理されないよう他の方がサポートしています。
私の住む地域の方は、お互い様なので協力的です。
そして、お香典。
知り合いでもないけれど、村の誰かのご不幸があった場合は香典を持参します。
家の帳簿を見て、過去に頂いた同じ金額をお返しします。
各家には、村の有線放送が流れるようになっているので聞き逃さないようにしなければいけません。
「今時、有線放送?!メールとかLINEじゃないの」
…そうです。
有線放送です。
メールに入ってくるより、受け入れやすいですよ。
村の有線放送は、行事ごとの連絡網に使われたり、
警報を流す時につかわれています。
大雨が降ってる時は、サイレンと共に放送が流れ緊迫感マックス!だったり。
子供会主催の七夕やクリスマス会の終了時間の放送…。だったり。
その放送を聞いてから、会場の公民館に迎えに行くので
月日が経っても、子供会の放送が流れると、当時のことを思い出して
ほっこりします。
村の協議費
村つくりを維持していくために、税金以外に村に納めるのが協議費がいります。
祭りごとや行事、修繕に関わる運営費に使われています。
移住して、土地を持てば管理費がいりますよね。
水田を所有していれば、水儀費がいります。
これは、田植え前から稲ができるまで水の管理。
お金を出すことで 水の取り合いをケンカしなくてもよいように選任の方への支払いに使われると聞いています。
これも、田舎に住むための必要経費です。
最近の我が家の特別出費
特別な事として、関わってくるのがお寺です。
たいていのお家は、地元のお寺の檀家に入っています。
移住された方は、このあたりどうされているのでしょうね。
お寺に属されないお考えであれば、スルーして下さい。
さて、お寺関係で、最近の大きな出費と言えば、「荘厳寺の平成大修復 」の寄付。
200年~300年ごとに大きな修復をしなければならないらしいです。
お寺の修復は、檀家の寄付によることが多いですね。
ご住職のお考えで、違う場合もあるとききました。
寄付金の額は、戒名や法名でランク付けが決められます。
荘厳寺の檀家であるのウチは、先祖から院の字がついたものを頂いているので
軽く車一台買えるくらいの額でした。(これは、サラリーマン家庭の出費には正直痛い。)
先祖代々より村に住み、家を継ぐ者の使命というものでしょうか。
ちなみに、爺ちゃまはご存命の時に荘厳寺の門を寄付されたそうです。
(門柱の後ろに爺ちゃまの名前が彫ってあってビックリしました。)
あとがき
・・・とはいえ、田舎は良いです。
自宅で大音量で映画を見る
休みの日は庭でビールを飲みながら洗車する
友人と庭でBBQをする
庭で花火をする
田舎では、当たり前すぎて自慢にすらならないけれど
これは、お金で買えない豊かさだとおもうのです。
ちょっとした古民家再生ブーム。
良い面だけでなく自分にデメリットな所も調べて、納得してからの移住をオススメします。
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