残念なニュースが飛び込んできました。
2013年に創業された乃が美は、大阪プロレス会長の阪上雄司前社長がパン屋を開業し、アパレルや広告業を手がけていた森野博之現会長が出資し法人化。 店舗の大半はFC店で、直営店は14店舗のみ。 先月に報じられたところによれば、FC店のほぼ全店が赤字であり、FCオーナーたちは困難な状況に直面しています。 高級食パンブームの終息とコロナ禍の影響で売上が減少しており、さらに本部がFC店に課す10%のロイヤリティの引き下げを拒否していることが問題となっています。 また、2022年3月には創業者の阪上氏が森野氏との対立により社長を辞任し、ロイヤリティの存在が本部とFC店の溝を広げていると報じられています
経営者の傲慢さが商品価値を低下させ、その結果、事業が消滅する可能性がある一例ですね。
救いは、本店直営の14店舗があるということ。
当時、人気にパン屋さんは、袋詰めしない方針に店が売上を伸ばしていました。
その中、食パンだけで人気を博した乃が美。
新型コロナウイルスの影響で、パン業界の有名店も急激に状況が変わってしまったようです。
以下は、2018年、私が勤務していた会社のBOSSからの贈り物で、その嬉しさと美味しさに感動して、記事を書きました。
愛から生れた高級「生」食パン 乃が美
パン好きが絶賛する、高級『生』食パン専門店 乃が美の食パンを頂きました。
卵を一切使わないのに、ちぎってそのまま食べられるほど柔らかくて、ほんのり甘い。
焼かずに美味しく食べていただける「生」食パンです。
1斤 800円の食パン。
BOSS!ゴチになりま~~す♪
パン好きたちの間でも話題のお店
乃が美のこだわり
(画像 公式ホームページより)
一、たまごは使用しておりません。
二、乃が美オリジナルブレンドの小麦を使用しております。
三、焼かずに美味しく食べていただける
「生」食パン作りにこだわり、
職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げました。
パン好きなら絶対チェック/全国82店舗で販売
あえて焼いてみた
「生」がおすすめなのですが、生で美味しいなや焼いたらモット美味しいだろう・・・あえて焼いて食べました。
ホンワカ甘みがあって、美味しゅうございました。
誕生のきっかけは卵アレルギー
唯一無二の食品ブランドを目指す乃が美の生食パン誕生の経緯
幼い頃に家庭の事情から食べることに苦労した創業者が、おいしいものをお腹いっぱい食べてもらえる場所をつくろうと、飲食店をはじめたところから始まります。
そこから20年以上にわたって、さまざまな業態で経営したものの、飲食店は流行や世情にどうしても左右されてしまい難しいものでした。ただ「どうせなら多くの人に愛されて、歴史に残る日本一のものをつくりたい。」という思いが日増しに膨らんできました。
「長く愛されるもの」
乃が美の「生」食パンは「日本の食パン名品10本」に選ばれ、「パン・オブ・ザ・イヤー 食パン部門金賞受賞」されています。
卵を一切使わないのに、ちぎってそのまま食べられるほど柔らかくて、ほんのり甘い。
このパンが生まれたきっかけは、人への愛でした。
創業者が、ライフワークの一つとして続けている老人ホームへの慰問中に聞いた「食べているときと笑っているときが一番幸せ。でも朝食に出るパンは耳が固くて食べられない」のいう声でした。
もう一つは、卵アレルギーで食べるものに制約がある我が子が食べていたパサパサのパン。
そこから行き着いたのが「ふわふわの柔らかい食パン」でした。
あとがき
「柔らかさ」「きめ細やかさ」「甘味」「香り」を追求されたパンの制作は、常のパン職人の常識では考えられない工程を試した偶然から生まれたものだと創業者が仰っています。
「家庭の食卓にちょっとした贅沢」は、試行錯誤の中から生まれたこだわりなのだと思いました。
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